ドラマ『陸王』1話 見逃し配信を見た
10月15日にTBSの新日曜ドラマとして始まった『陸王』。面白いと噂なので遅ればせながら見逃し配信で見てみた。
100年の歴史をもつ足袋屋「こはぜ屋」が会社存続の為、新規事業のランニングシューズ開発を始めるというストーリー。
↓ 10月15日(日)放送の1話は 11月5日(日) 20:59まで見逃し配信されています。
陸王の原作者は『下町ロケット』『半沢直樹シリーズ』でお馴染みの池井戸潤さんなんですね。面白いはずです。
陸王のモデルとなった企業は?
1話を見てみてあれ?何かこれどっかで聞いた事ある話だな。と思っていたら、昨年TV放送された『ものづくり日本の奇跡』で紹介されていた、スポーツメーカー「アシックス」の前身「オニツカタイガー」のマジックランナーと呼ばれたマラソンシューズの制作秘話に似ている。
「アシックス」の創業者・鬼塚喜八郎が後に1964年に開催された東京オリンピック選手となる君原健二さんの為に作った、まめの出来ないマラソンシューズがマジックランナーだったんですね。
気になって陸王のモデルについて調べてみると、陸王はフィクションでモデルはないみたいです。
小説『陸王』は完全なフィクションであり、既存の会社・組織・人物、および製品のモデルはありません。#池井戸潤 #陸王 念のためのお知らせでした!
— オフィスIKEIDO (@officeikeido) 2017年10月15日
しかしながら、ファンの間では、こはぜ屋のモデルとなったのは埼玉県の足袋メーカーきねや足袋ではないか?噂になっているみたいです。確かに、ランニング足袋がこはぜ屋の試作モデルと同じようにしか見えませんね。
そして残念な事に陸王でライバル会社として出てくるアトランティスがアシックスではないか?と噂されているようです。マジックランナーの開発秘話を知れば、アシックスがアトランティスのモデルというよりは、こはぜ屋のモデルのように思えますが、どうなんでしょうね?
陸王に見るモノづくり
陸王1話では、歴史と技術のある足袋メーカーが次々倒産します。どんなに技術力があっても時代という波に乗れなかったら呑みこまれてしまうのです。
素晴らしい物が供給出来ても需要が無ければ無駄になってしまいます。
そして新規で始めた足袋シューズ作りでは試作品が何足もつくられ、時間もお金も費やされ、ようやく出来た試作品ではシューズ作りでは実績が無いからと、一蹴されてしまうのです。
ドラマをみながらクラウドファンディングなら資金とモニターをいっぺんに集められるのになぁとぼやく私。そしてしがないレザークラフターという小さな小さな自分と「こはぜ屋」をずうずうしくも重ねて見てしまいます。
試作を何度も何度も重ねてようやく出来たモノ。
イイモノだと自信はある。
しかし需要が無ければ無意味なモノ。
陸王2話以降、どうなるんでしょう。楽しみです。